【体験談】数年悩んだ末に消防を辞めた私が伝えたい「それでも進める」現実と心構え

今、この記事を読んでいるあなたも「どうすればいいのだろう」と悩んでいるのではないでしょうか。

私も同じでした。

私は勢いで辞めたのではありません

何年も悩み、考えた末に辞めると決めました。

ただ正直に言うと、辞めたあとのビジョンが浅かった

ここがいちばんの反省点です。

それでも、なんとかやっていけています。

ですが、私のように余計な苦労をしないためには、最低限の準備をしておくことをおすすめします。

👉私が辞めたいと思った理由はこちらにまとめています。

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目次

辞めたいと思い続けた理由

勤務していると、次のようなことが積み重なっていきました。

  • 軽症要請が多く「この出動は必要なのか?」と疑問に感じることが増えた。
  • 上司や同僚との温度差に疲れた。
  • 体力の限界や、家族と過ごせない現実。

こうした悩みが重なり、数年かけて「辞める」という選択肢が現実的になっていきました。

辞めるまでにやったこと/足りなかったこと

辞める前に、他の人のブログや体験談を読み、転職サイトにもいくつか登録しました。

情報収集はしたつもりでしたが、今振り返ると先を見据える力が弱かったと思います。

  • 次の仕事のイメージが曖昧:どんな働き方をするか具体像がなかった。
  • お金の見通しが甘い:生活費をどのくらい確保すべきか計算不足。
  • 手続きの準備不足:健康保険や年金の切り替えに手間取り、余計に時間と労力を使った。
  • 家族への説明が不十分:自分の考えを伝えきれず、不安にさせてしまった。

※公務員の場合、民間と違って雇用保険は対象外です。失業給付が受けられないため、ここも誤解のないように準備が必要です。

辞めた後に感じたこと

辞めたこと自体に後悔はありません。

ただ「もっと資格を取っておけばよかった」「もっと計画的に準備しておけばよかった」という思いはあります。

辞めた直後は不安が大きかったですが、それでも生活は続いていきます。

実際にその立場になってみると、なんとかなるものだと実感しました。

いまから減らせる苦労:最低限やっておきたい3つ

完璧でなくても大丈夫です。これだけは押さえておくと安心です。

1. 複数の情報源を持つ

  • 転職サイトやエージェントは最低3つ登録。視点の偏りを避けられる。
  • 条件(勤務地・収入・休み・やりたいこと・NG条件)を整理しておくとスムーズ。

2. 手続きの整理

  • 公務員は雇用保険がないため、健康保険や年金の切り替えがメインになります。
  • 役所に提出する書類や期限を1枚にまとめておくと迷わない。

3. 生活費の見える化

  • 家賃や光熱費などの固定費+最低限の生活費を計算し、3か月分の備えを確保する。
  • 貯金があるだけで心の余裕が違います。

SNS・動画・ブログを活用する

今やSNSや動画は、なくてはならないほど身近な存在です。

情報収集だけでなく、自分の考えを書き残すこともおすすめです。

  • SNSで「消防 転職」「公務員 退職 生活」などを検索してみる。
  • 気になった職種や感じたことをメモや投稿に残していくと、自分の軸が見えてきます。

まとめ(読者へのメッセージ)

私は何年も悩んだ末に辞めました。

覚悟はありましたが、その先の準備は浅く、苦労もしました。

それでも、辞めてから見える景色は確かにあります。

小さな準備をしておくだけで、余計な遠回りは減らせます。

あなたの決断は、あなた自身のものです。

どうか自分の人生に責任を持ち、自信をもって進んでください。

👉次にどう動けばいいのかを知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

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この記事を書いた人

高校3年で「安定していそう」という理由から国家三種を受験し、合格。
高校卒業後に入職したのは、ちょうど郵政組織が「公社化」へ移行するタイミングでした。
受験時は国家公務員として受けたつもりが、気づけば郵政公社。
制度の変化もよく分からないままのスタートでした。

その後、「もっと現場で人の役に立ちたい」との思いから消防職員に転職。
救急隊員として十数年、命の最前線で活動してきました。
多くの現場を経験する中で、「働くこと」「人生の選択」について深く考えるようになり、現在は民間企業に転職しています。

このブログでは、公務員試験や公務員としての実情、そしてその後のキャリア選択について、実体験をもとに発信。
救急や消防のリアルを知ってもらうことで、救急車の適正利用や防災意識の向上につながれば とも願っています。

公務員という“安定した仕事”の内側や、そこからの転職に悩む人にとって、少しでもヒントや勇気になれば嬉しいです。

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