「大学に行きたくなかった」
その一番の理由は、正直に言って「勉強が嫌いだったから」です。
毎日机に向かって、教科書を読んで、公式を覚えて……
そんな日々が自分にはどうしても合いませんでした。
でも、そんな自分が、なぜか公務員試験の勉強には前向きになれた。
今振り返ると、そこには自分なりの『面白さ』と『納得感』があったんです。
「公務員試験だって勉強でしょ?」と言われるけれど…
もちろん、公務員試験も立派な勉強です。
むしろ、試験範囲も広く簡単ではありません。
でも、大学受験のような“暗記一辺倒”の勉強とはちょっと違う。
私が特に惹かれたのは、数的推理・判断推理・適性検査といった分野です。
たとえば数的推理には、
「ある電車がA駅からB駅まで〇分で移動する。途中でA列車とすれ違ったのは…」
といったような、一種の論理パズルのような問題が出てきます。
まるでゲームのように、頭の使い方やひらめきが問われる問題に、私は自然と引き込まれていきました。
「机にかじりつく勉強」じゃなかった
普通の勉強では、「この公式を覚えて」「この単語を暗記して」と、“やらされている”感が強かった。
でも、公務員試験の問題には、
- 「これ、どうやって解くんだろう?」
- 「あ、ひらめいた!」
という自分から手を動かしたくなる感覚がありました。
特に適性検査なんかは、
制限時間内にどれだけ速く・正確に処理できるかが問われる分野で、
私は夢中になって何度も同じ問題を繰り返し解いていたのを覚えています。
「苦手」が「やれるかも」に変わった瞬間
こうして、自分に合ったスタイルの勉強に出会ってから、私は少しずつ変わっていきました。
「勉強が苦手だった自分でも、これなら続けられるかも」
そう思えるようになったのは、人生の中でも大きな発見だったと思います。
高いモチベーションから始めたわけじゃありません。
でも、「ちょっと面白い」「やってみたい」
そう思えるだけで、人は意外と前に進めるものなんだなと実感しました。
おわりに|勉強が苦手でも、夢中になれる道はある
「勉強が嫌いだから、自分には無理」──そう思っている人がいるかもしれません。
でも、そんな私でも、数的や判断推理を通じて“勉強って面白いかも”と思えたんです。
大切なのは、“どんな勉強”かじゃなくて、“自分に合っているかどうか”。
知識よりも考え方やひらめきが問われる公務員試験は、『勉強=苦痛』だった自分にとって、まさに“突破口”でした。
そしてその面白さが、結果として「消防士になりたい」という夢を追う原動力にもなっていったのです。
🔥 「苦手」だと思っていた中に、自分の得意が隠れていることもある。
そんな気づきが、僕にとって大きな転機でした。
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