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大雨や洪水は「いつもの雨」と思った瞬間に命を奪う脅威へと変わります。
元救急隊員・消防職員として活動してきた中で私は、
冠水した道路でマンホールの蓋が外れており、危うく吸い込まれそうになった経験や、
台風による夜間の大雨と強風でクレーン車のアームがあおられ、地域住民を避難させた経験をしてきました。
こうした現場で痛感したのは、
👉 「災害時は“当たり前”が一瞬で崩れる」
👉 「避難は“早すぎるくらい”でちょうどいい」
ということです。
この記事では、避難のタイミングと絶対してはいけない危険行為を、救急と消防の視点から解説します。
📞 迷ったら#7119|聞かれることリスト&話し方テンプレ(保存版)

避難のタイミング
警戒レベルで判断する
- 警戒レベル3:高齢者等避難
→ 高齢者、障がい者、子ども連れはこの時点で避難。 - 警戒レベル4:避難指示(全員避難)
→ 夜になってから動くと危険。雨が弱いうちに行動開始。 - 警戒レベル5:緊急安全確保
→ すでに災害発生。外に出るより建物の上階へ移動する。
🚒 消防の実感:避難が遅れると救助要請が一気に重なり、現場に到着するまで時間がかかる。
👉「少し早いかな」で動けるかどうかが命を分けます。
絶対してはいけない危険行為
1. 冠水道路に車で進入する
- 水深30cmでも車は立ち往生。
- アンダーパスは数分で水没。
- 水圧でドアが開かず、脱出できず命を落とす事例も多い。
👉 脱出用ハンマーやシートベルトカッターを車に常備しておくこと。
2. 増水した川や用水路に近づく
- 見た目以上に流れが強く、数十センチでも人は流される。
- 「様子を見に行った人」や「助けに入った人」が二次被害に遭うことが多い。
3. 避難を先延ばしにする
- 「まだ大丈夫」と思っている間に水位は急上昇。
- 夜間は冠水やマンホールの危険が見えず、落下・転落事故が発生。
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現場から学んだ危険
- 冠水道路のマンホール事故
大雨で道路が冠水。
下が見えず、マンホールの蓋が外れていたことに気づかず、
足を取られて吸い込まれそうになった経験があります。
👉 見えない水面下にこそ命の危険が潜んでいます。 - 台風時のクレーン車事故
夜間、大雨と強風でクレーン車のアームが激しくあおられ、倒壊の危険。
消防は地域住民を避難させました。
👉 強風時には建築現場周辺も危険エリア。近づかないことが命を守ります。
図解:大雨・洪水時の「危険ゾーン」と避難フロー
図解:大雨・洪水時の「危険ゾーン」と避難フロー
下の図解は危険な場所と避難のタイミングの要点をまとめたものです。本文と合わせてご覧ください。


お住まいの地域のハザードマップを確認しよう
大雨や洪水は地域ごとに危険性が違います。
👉 ハザードマップを確認し、日頃から避難場所や避難経路を家族で共有しておくことが大切です。
- 自宅が浸水想定区域かどうか
- 最寄りの避難所とルート
- 夜間や豪雨でも通行できる安全な道
平時から確認しておくことで、避難の迷いをなくし、行動を早められます。
👉 救急車で行けば早い?トリアージの現実と待ち時間の仕組み

救急・消防からのアドバイス
- 救急:呼吸困難・意識障害・けいれん→迷わず119
- 消防:通報時は「場所・人数・状況」を簡潔に。救助の優先度が変わる
- 共通:普段から「薬・保険証・お薬手帳」をまとめておくと搬送がスムーズ
家庭で備えるべき物
- モバイルバッテリー
- 防水ヘッドライト
- 防水バッグ/ジップロック
- 脱出用ハンマー
- 簡易トイレ・非常食
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まとめ
- 避難は警戒レベル3から意識、4で必ず行動
- 冠水道路・増水河川に近づかない
- 台風など強風下の建築現場も危険エリア
- 冠水エリアのマンホールも見えない脅威
- ハザードマップで避難場所・経路を家族と共有
元救急隊員・消防職員の経験から伝えたいのは、
👉 「早めの行動と備えが命を救う」 という一点です。
どうか日常の中で備えを整え、家族とともに安全を守ってください。
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